昨年の今日、朝8時前に病院から電話がきた。
父の血圧が下がってるので、急がなくていいが、早めに来てほしいと。
母と共に病院へ。
暫く待ってから、医長さんがやってきて説明を。
こうして説明してる時間も貴重な時間になると言われ、父が移された個室へ。
その後は時折研修医(?)が、父に繋がれた機器をチェックしに来たが、同じ時間を家族で共有した最後となった。
父は喋ることも出来ず、目も開けなかったが、必死で生きているのように見えた。
そんな中、握った手を一度だけ、握り返してきた。一度だけ…
母は何度も「ありがとう」「幸せだったよ」と繰り返していたが、午後5時3分、旅立っていった。
あれから一年、本当に早いもんだ。
ありがとう、あなたの息子で良かったよ。